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リミット

時間がもっと欲しい。
もう帰らなければ、と思う瞬間の憂鬱。それは次々と襲ってくる。

服を着てしまった時。
部屋を出るとき。
靴を履いたとき。
何度もある、これでもう帰るんだというBlueな感覚。
「またね」
彼女のキスをもらって、一瞬だけ忘れる。
でも、次に待っているのはドアを閉める瞬間。
彼女の姿が見えなくなる時。
あぁ、僕はここにいる事はできないのだと実感する。

一人で残された彼女も、同じような想いを抱いていた。
僕が去った後に残っているベッドの温もり。
「今までここにいたのに・・・・」
同じ寂しさを感じている。

僕は夜道を一人で帰る。
どうして? 
帰る場所のある寂しさを感じている
by ryu2005 | 2005-04-23 14:00


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