<   2005年 04月 ( 38 )   > この月の画像一覧

回復

一日置いて彼女に会った。
とても会いたかった。約束はしていなかったけれど、時間をつくった。
前回が中途半端だったから? けれども、面白くない話を蒸し返すのは嫌だった。
結論は出ない感じだったし、そんな話の続きにはしたくない。
彼女は穏やかな表情に見えた。
「あまりいじめないでよ」
前回のことを話しながらも笑顔が消えなかった。
「いじめているんじゃない。心配だったから・・・・ちょっと強く言ったかもしれないけど」
「わかっているよ」
大丈夫みたいだった。思い悩んでいる時の陰りは無い。
いつもの彼女に戻っていた。
いつもと同じ、何でもない話が続いた。
そしてキスしてくれた。
d0000068_8234083.jpgキスして・・・・離してくれなかった。

彼女の気持ちの表現だ。
一昨日の分もくれたのかな? 
でも、そう思ったのは僕の間違いだった。
おとといの分だと言って別にキスをくれたから・・・・
また離してくれなかった。
今日の彼女は気持ちが高ぶっている。
いつもの彼女だと思ったのも僕の間違いだった。
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-30 08:24

昨日の話の続き

一度、彼女が怒った。
「自分もひっくるめて、男なんて何を考えているかわからないから、気をつけなよ」
そう言ったことに対して。
「取り消してよ。今の言葉」
何怒っているんだ?

別に、気を使わなくてもいいのに、
僕を一緒にしたらいけないんだそうだ。
特別扱いしなくてもいい。一人の男でしかない。
しかも、家庭という軌道を外れてしまった男だ。

僕は特別? 
僕とつき合っていても、N は特別?
どこまでが彼女の許容範囲なんだ?
何も特別ではない。
そんな必要もない。
できたら普通に、ありきたりにつき合いたいものだと思う。

この日は、そんな気分ではなかったけれど、キスしてくれなかった。
何か、忘れ物をしたような気分だった。
でも、明日になったら、元に戻る。
そう願っている。
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-29 22:03

昨日の話

彼女が思っているほど男は扱い易いものじゃない。
恋愛感情が加わると厄介な代物でしかない。

「N は私を誘ったりなんかしないよ」
「そんな事はわかるもんか。それは N 次第だ」
彼女が決める事じゃない。それに僕は、あり得る可能性のことを話しているのだ。
彼女が「ないよ」と決めてしまって終わり・・・・という話ではない。
相手は男なんだ。何を考えているかわかるものか。

自分のことを好きだと言った女に対して、有利な立場にあるとは考えないだろうか?
それなりの自信とプライドだってあるだろう。
謎の男は、僕にとって不気味な存在のままだ。

N に対して彼女は弱い立場だ。
誘いを断ったら
「何で? そっちから声をかけてきたんじゃないのか」と N は思うだろう。
それに N は、自分がかまってやらなければ彼女は淋しがると思っているかも知れない。
残念でした。
実は僕がついているのだ。そんな事は知らない N 。
知ったら、さぞ驚く事だろう。女性は信じられないと思うだろうか?
N が思っているほど女は扱い易いものじゃない。
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-29 11:55

判断ミス

彼女は男性を見る目がないのか。運が悪いのか。
好きになる男は問題のある奴ばかりだ。
N に関しては、僕は本人を直接は知らないから、勝手な推測でしかないけれど、優柔不断、彼女を苦しめる存在だ。やめておいた方がいい。
彼女の判断ミスだ。もっといい男を選ぶべきだ。
僕の事も、いくら好きでも今のままじゃどうにもならない。だから、他の男にも目が向いてしまうのだろうが・・・

N について行く気はないと言う彼女。それなのに忘れられないままなのだという。
理性ではわかっても、感情が自分の自由にならない。

全ては彼女が決める事だ。僕がどうしろと言えるものでもない。仮にN から誘いがあっても、受け入れるのも断るのも、彼女次第だ。
彼女の判断に任せるのも心配が残るけれど、N について行くのならそうすればいい。
その時は、邪魔はしないし、僕には戻る場所もある。

話しているうちに終電の時間だ。彼女はまだ話が終わっていないからと言って帰らな
い。
「また、明日にしよう」
「このままじゃいや」
僕だってあまり遅く帰ったら怪しく思われる。
それでも帰らない彼女。
終電をのがした。
「いいよ、タクシーで帰るから」
このまま帰らせてはいけないと思った。
「送る。そのほうが話もできるし」
d0000068_15242036.jpg
結局、車で彼女のアパートまで送っていった。
往復二時間。日付も変わって遅く帰ったら、
女房がまだ起きていた。
「遅かったのね」とは言われたが、
遅くなった理由までは聞かれなかった。
理由を聞かなかったのは女房の判断ミスだ。よかった。
さっさと寝てしまおう。
それから、明日の彼女との約束はキャンセルにしようか。
怪しまれないように。
こんな時の判断ミスが命取りになりかねない。
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-28 16:12

陰り

彼女の変化には敏感になっている。
何かあった時はすぐに分かる。今日もどこか変だった。N の事に違いない。
表情に現れるくらいに彼女の内面で大きくなっている。

僕が心配していた状況とは少し違ったものの、彼女が N を気にしていることに変わ
りはなかった。
「もう、忘れたいの。あの人とは一緒になっても幸せになれない・・・・わかってい
るのに・・・・忘れられないの」
N は仕事以外でも、メールを送ってきたり、余計な話をしてくるという。そのたびに気持ちが乱れる。
でも、原因を作ったのは彼女の方だ。
彼女が N に想いを寄せて、自分から告白したのだ。そして振られた。

「好きでもないなら、放っておいてくれればいいのに・・・・」とも言った。
僕は、彼女がいけないと思った。
いまさら元の気持ちに戻れない。絶対、相手を意識してしまう。人の心はそんなに簡単なものではない。

自分を好いてくれる女性がいて、悪い気はしない。自分は好きでなくても、気になるものだ。そんな男の気持ち。
きっと、バレンタイン・デーにはチョコレートをもらえると思っただろう。
彼女はその期待を裏切らなかった。放っておけばよかったのに。
N はいい気になっているのではないか?
この女は俺から離れない。自分の自由になる女だ。 N はそんな事を考えていないだろうか?

いつでも自分の好きにできるように、突き放しもしなければ、今以上に近づきもしない。そう見える。
その事を彼女に話した。
「私はそうは思わない」という。
僕のは推測でしかない。でも、同性が見る目と、異性が見る目は違う。
同性だからわかる部分もある。

「男なんて、何を考えているかわからないから気をつけろ」
彼女に忠告した。
僕も含めて、気をつけた方がいいんだ。
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-27 16:55

泣き顔

今までに何度見ただろうか?
彼女がハンカチで涙を拭くのを。

前の彼氏との破局。
仕事で辛い事があったとき。
N にふられたとき。

何でもない事で泣いてしまう時もある。
ナーヴァスになっている時は、彼女を刺激してはいけない。
ちょっと忙しかっただけで。
昨日会えなかっただけで。
泣きたくなる。
その不安定な気持ちは生理のせい?

彼女が泣くことに慣れてしまった訳ではないが、以前よりは動揺しなくなった。
泣かないで・・・・でも、
泣きたい時は泣いた方がいい。

でも、泣き顔は見せないで。
やっぱり見たくない。

僕が守ってあげられないから。
思うようにならないから。
寂しいから・・・・泣いてしまう。

何もしてあげられない僕が悪い。
これ以上どうすればいい?

だから、泣かないで。
そうしないと、
僕の方が泣きたくなってしまうから・・・・
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-26 23:35

化粧

彼女は化粧をしない。香水もつけない。
素顔で十分きれいだと思うけど、彼女は自分の容姿に自信が無いみたいだった。
本当にそう思っているように見えた。
おそらく、女性は自分の欠点を気にしているのではないか?
僕は彼女のいい部分しか見えていない。
僕が「かわいい」とか「きれいだよ」と言うと、
「目が悪いんじゃないの? 医者に行った方がいいよ」
と反論する。

その人の美しさは外見だけじゃない。内面の美しさが外に現れるものだから、彼女はきれいだと思う。
彼女に「かわいいよ」と言う。
彼女は「誰もそんなこと言わないよ」と言う。
そういう事は本人の前では言わない。
いない所で噂するものだ。言わずに心に秘めている場合も多い。
彼女のことを「かわいい」と思う男は少なくないと思っている。
僕もずっとそう思っていた。
つき合うようになって初めて、彼女に直接言う事ができた。

彼女には今のまま、かわいい女性でいて欲しい。d0000068_23438100.jpg
化粧も香水も要らない。
つけない方がいい。
移り香や、どこかに口紅をつけたまま家には帰れない。
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-25 23:45

Blue Moon

今夜は満月。天気が下り坂なので、月は見えないかな?
出掛けた帰り道だった。曇った空を見て思い出すことがあった。
ブルームーンのこと。

・・・・・・・・・

去年の 8月がそうだった。ひと月に二回の満月が見られることがある。
8月1日の夜は綺麗な満月だった。いつもの埠頭で、しばらく眺めていた。
二人で見たかった。せっかくのチャンスだから。
月末にもう一度、満月がくる。それがブルームーンだった。幸運のしるしだという。
「ブルームーン・・・・一緒に見たいよね」

ところが、当日は曇っていた。台風16号が近づいていた。
月末で仕事も忙しいし、今日はだめかなと思った。
諦めるのは簡単。遅くなってしまったが、約束通り彼女に会った。
雲の動きが速かった。でも、台風はまだ遠くにあるみたいだった。
しばらく待っていると雲の切れ間から、月が見えた。
ほとんど真上まで来ていた。
「見えたよ」
ブルームーン。
Blue は、めったに無いことを意味しているらしい。
d0000068_022521.jpg
次に見られるのは2007年の6月。
「また一緒に見ようね」
約束が増えた。
そのときも彼女は隣にいてくれるだろうか?

めったに無いブルームーン。
めったに無いのは男女間の友情?
浮気相手への純愛は・・・・無い?
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-25 00:05

プラネタリウム

星を見るのが好きだ。
見るのは好きでも、僕は星の名前や星座が覚えられない。
彼女の方がよく知っている。リゲル、アルデバラン、ベテルギウス。
チンプンカンプンだ。
彼女は、父親の故郷で見た星空が忘れられないそうだ。
この街は明かりが多くて、星空がきれいに見えない。

星空を見たくてプラネタリウムに行ったことがある。
普段は見えない星たち。宇宙に放り出されたような錯覚をおぼえる。
暗い中、広い宇宙の中で彼女と手を握っている感じがいい。
もっと大きな心で生きたいと思う。

宇宙に比べたら、小さすぎる地球。それでも、たくさんの人が住んでいる。
その中で彼女に出逢えたんだ。
そう考えると、幸運に感謝しないではいられなくなる。
この彼女を大切にしようと思う。
椅子席の小さな宇宙で誓ったこと。

外に出ると眩しいくらいの現実がある。
人目を気にして手をつなげない。
この狭い町の中で、ちっぽけな人間として愛し合う。
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-24 00:17

リミット

時間がもっと欲しい。
もう帰らなければ、と思う瞬間の憂鬱。それは次々と襲ってくる。

服を着てしまった時。
部屋を出るとき。
靴を履いたとき。
何度もある、これでもう帰るんだというBlueな感覚。
「またね」
彼女のキスをもらって、一瞬だけ忘れる。
でも、次に待っているのはドアを閉める瞬間。
彼女の姿が見えなくなる時。
あぁ、僕はここにいる事はできないのだと実感する。

一人で残された彼女も、同じような想いを抱いていた。
僕が去った後に残っているベッドの温もり。
「今までここにいたのに・・・・」
同じ寂しさを感じている。

僕は夜道を一人で帰る。
どうして? 
帰る場所のある寂しさを感じている
[PR]
by ryu2005 | 2005-04-23 14:00